Chiekovsky

Japanese Acoustic Unit in Australia, Perth

Kirinjiからコトリンゴさんが脱退と

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こんにちは、masaです。

私たち家族は、2013年4月にオーストラリアに移住してきましたが、それとちょうど同じころ、2013年7月に新しく生まれ変わったバンドがあります。

Kirinjiです。

Kirinjiは堀込兄弟2人のバンドで、もともとはキリンジというカタカナ表記でした。1996年の結成から16年間で10枚のアルバムを出してきたわけなのですが、弟の堀込泰行さんが2013年4月に脱退し、兄の堀込高樹さんがキリンジの「のれん」を守る形でそれまでバックバンドをやっていたメンバーを元にバンド形式になり、名前もKirinjiとローマ字表記になりました。

私にとって、キリンジとは兄弟2人それぞれの独特のカラーが見事に混ざり合っているところがとても魅力的で、すごく美しい曲から、かなり変態的な曲まで、ひとつのアルバムからいろんなタイプの曲が飛び出してくるところが好きでした。

なので、キリンジから堀込泰行さんが脱退というのは当時とても残念に感じました。リスナーの勝手な思いとしては、やはりキリンジの楽曲は「堀込兄弟ならでは」という思いが強く、兄だけが残ってそれは果たしてキリンジなんだろうか?という風にも思ったもんです。兄の得意(?)な変態チックな曲ばかりになってしまうのではないだろうか、メインボーカルは大半が弟だったので、兄のボーカルは大丈夫なのか、など、私がしてもどうしようもない心配をしたもんでした。もちろん兄も素晴らしい曲いっぱいあります。 Drifterとか、切り花とか都市鉱山とかw

そんな弟の脱退を超えてキリンジはKirinjiとなり、残った兄の他、楠均(Dr)、千ヶ崎学(B)、田村玄一(pedal steel)、弓木英梨乃(G)、コトリンゴ(Key)5名のメンバーを加えてバンドになりました。
柔和な感じの雰囲気ですが、ピアノは音楽学校の代表格であるバークリー音楽大学、ジャズ作編曲科/ピアノ演奏科専攻だそうで、ピアノソロのアレンジ、メロディの崩し方なんかがすごく素敵です。

Kirinjiの「誰かさんと誰かさんが」という曲のライブ映像です。3:48あたりからのピアノソロは圧巻です。

こちらはキリンジとは関係ないですが、Flipper’s Guitar の「恋とマシンガン」のカバーです。

コトリンゴさん脱退へ

KIRINJI – <KIRINJI>【コトリンゴ ・ KIRINJI 脱退のご報告】
http://natural-llc.com/kirinji/2017/11/20/4240/

11月に所属事務所から、コトリンゴさんがkirinjiから脱退というニュースが発表されました。
今回、脱退ということになってしまったわけですが、コトリンゴさん自身、自分の活動と、kirinjiとしての活動がぶつかってしまうことがkirinjiの前進を妨げてしまうことになることになってしまう、どちらも半端な気持ちではできない、ということにずっと悩んできて、今回の決断に至ったそうです。
確かに去年公開の映画「この世界の片隅に」のテーマ、劇中歌、BGMの担当をして、数々の賞を受賞。ご自身もすっかり多忙になってしまったのもわかります。2017年のスケジュールを見ても、毎月、ライブ、イベントなどが盛沢山になっていて、これは確かに多忙です。

Kirinjiにとってコトリンゴさんが抜ける穴は小さくないと思いますが、Kirinjiの屋台骨である兄貴がいる以上、KirinjiはKirinjiであり続け、それはそれできっとまた新たな展開になるのではないかと思います。

早速 Charisma.com との新たなコラボも発表されましたし、来年早々にはアルバムのレコーディングに入るそうなので、今後もいろんな音楽を届けてくれることに期待したいと思います。

ずっと気になっているのは、コトリンゴさんを「コトリさん」という風に呼ぶ人がいるのですが、そうすると、コトリ・ンゴさんになってしまうような気がして、なんか落ち着きません。

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